火祭り
秋葉山の火祭りは、毎年12月15、16日の両日にわたって行われます。
この祭りは、火防鎮護の霊威さらにあらたかなることを願って、火防天狗秋葉三尺坊大権現に七十五膳を献供する儀式が中心となっています。
火祭りの流れ
基本的に15、16日両日とも同様の流れで進行してまいりますが、
厳密には15日は、全国各地の火祭りにお回りになられる三尺坊様をお送りする儀、
16日はお戻りになられる三尺坊様をお迎えする儀として行われます。
読経・餅撒き
三尺坊大権現を祀る真殿を皮切りに、大黒殿、神輿の御旅所の順で数人の僧侶と行者の読経行列が参詣者に囲まれて移動します。
読経の後は小餅を撒きますので、どうぞお持ち帰り下さい。
五平餅・天狗汁
五平餅や天狗汁(とん汁)を無料奉仕しております。外は一段と冷えますので、お気軽にお召し上がりいただき、温まりください。
予めお申込みいただければ、ご夕食に精進料理をご提供いたします。
護摩火渡り
火祭りのクライマックスとなる火渡り。
積み上げられた護摩檀の上に一人の僧が立ち、真殿前の御神木の杉の梢の下で焚かれた神火によって四方から火がつけられます。僧は畳二畳ほどの大きさの凧を持ち、紅蓮の炎の中で真言をとなえる。燃え上がった火気の勢いで凧が舞い上がり、僧も飛び降ります。これは四天の荒行と呼ばれています。凧は全くの無文字で白紙であり、これもご利益があるとされて参詣者の間で奪い合いになることも多い。
護摩の火が静まり、燠となったところで、先達の行者を先頭に火渡りが行われ、参詣者ひとりひとりも裸足となって燠の上を歩きます。これは、けがれた身を清浄な火によって祓う意味がこめられています。この消炭や灰もまた縁起物とされています。
開催日程
- 開催日 … 毎年12月15日、16日
- 時 間 … 午後8時~